創業から１５０余年、京都の中心で悠久の歴史を紡いできたFUNATSURU。そんな歴史的価値の高い登録有形文化財が、２０２４年３月、リニューアルオープン。装いを新たにして生まれ変わりました。当時の味わいはそのままに、現代の息吹を吹き込んだ空間は、他では味わえない雰囲気を醸成。王道の結婚式場とはひと味異なる非日常空間に心を奪われたおふたりは、この場所をご自身の晴れ舞台にお選びくださいました。

お打合せでは、自分たちだけが主役の一日ではなく、ゲストと同じ温度感で過ごす一日にしたいとお話くださったおふたり。これまでより一層、ゲストとの絆が深まるようにと想いをこめて、ご準備を進められました。披露宴にてたくさん設けられたのは、ご歓談や写真撮影のひとときと、大切なゲストから“お言葉”をいただくお時間。ゲストおひとりおひとりとの出会いや思い出を振り返る、あたたかな準備期間となりました。

誓いのトキを前に、徐々に高まるおふたりのお気持ち。ほどよい緊張感をただよわせながらも、穏やかな表情でお支度を整えられていました。挙式の舞台は、古都の美しいパノラマを愉しめる最上階チャペル。ゲストの祝福に満ちた空間へまず一歩足を踏み入れたのは、満面の笑みを浮かべた新郎様でした。続いて、お母様にエスコートいただきながらご入場された新婦様。息を呑むような新婦様の美しさに、会場中が魅せられているようでした。新郎様新婦様がサインした結婚誓約書に、立会人として署名してくださったのは、おふたりが心から信頼を寄せる大切な方々。ゲストからのあたたかな祝福が、おふたりを柔らかく包みこみました。

バンケットを華やかに彩ったのは、気品ただよう純白のフラワー。清楚でスタイリッシュな空間が、これからはじまる宴への期待感をさらに高めました。ゲストの席札には、感謝を綴った手書きのメッセージを。おふたりの想いは、ゲストの心をじんわりとあたためました。照明が落ち、スクリーンにオープニングムービーが映し出されると、ワクワク感がとまらないご様子のゲストの皆様。新郎様新婦様がご登場されると、盛大な拍手でお迎えくださいました。

ゲストの乾杯のご発声により、華やかにスタートした祝宴。グラスを傾けながら、さっそく会話に花を咲かせているご様子でした。そして皆様の前に登場したのは、旬のいちごで彩った可愛らしいウエディングケーキ。寄り添いながらそっとナイフを入れられたあとには、おふたりで同時に一口。おふたりのお茶目なお姿は、会場にたくさんの笑顔と幸せをもたらしました。また大切なゲストにも、おふたりの感謝を表すサンクスバイトを。感謝の気持ちに比例しておおきく取り分けられた一口を、幸せそうに口いっぱいに頬張られていました。

会場の祝福ムードをさらに高めたのは、おふたりのご友人によるゲストスピーチ。ご友人だからこそ語ることのできるエピソードに、おふたりのお人柄をより深く知ることができた貴重なひとときとなりました。お色直し入場後には、高砂にご着席された新郎様新婦様を囲むグループフォトを。様々なポーズ、表情で写真撮影を愉しまれ、おひとりおひとりと心を通わせたお時間に。ゲストを愛し、そしてゲストから愛されていることをご実感いただいた、かけがえのない一日となりました。